2008年03月14日 06:12
佳境です。

ひとつへぎへぎに、へぎほしはじかみ〜
いきなり懐かしいモノを…w
これは全お芝居経験者のトラウマ、「外郎売(ういろううり)」の一篇です。
後半部分の早口言葉の所ですね。
これ、めっちゃ長いから覚えるのも大変なのよ…。
実は、私も学生時代は演劇部で(人数が少ないので強制的に)役者やってました。
ええ、覚えましたとも…これ。
もう、すっかりぽっかり忘れてるけどな。
っつーか、声優さんも絶対にこれで練習した経験あるはずだから、言い慣れてるでしょっ。
今回は、持ち上げて落とす、典型的なKey作品。
躁と欝のギャップが、とても印象深く残りました。
というわけで。
CLANNAD 第21話 「学園祭に向けて」の感想です。
ついに本格的に指導した新装演劇部。
部員も3人でよかったのに、一気に6人にもなりました。
一時期はライバル(笑)だったみんなが一丸となり、渚の夢を叶えるために協力します。
杏も椋も、そしてことみも。
なにげに合唱部の3人も加わり、ひとりぼっちで坂の下で立ち尽くしていた頃では考えられないくらい、渚は幸せに包まれています。
「うん。やっぱりお前はいい子だな」
えーっと、智代さん。
一応、彼女は2つ年上です…。
「お前で、よかった」
この台詞、いいですね…。
それを聞いて、はっとする3人の描写もよかった。
しっかし、ここのBGM「同じ高みへ」は名曲だなぁ。
(ちなみにこの曲の作曲者は、CLANNADの企画・原作・脚本をやっている麻枝さんです)
みんなが自分の為に協力してくれている。
渚にとって、それは生まれて初めての事だったのでしょう。
もちろん両親は渚を愛し、渚の為に協力を惜しみませんが、
「友達が」というのは、初めてなのではないでしょうか。
ある意味、今まで人の夢を応援する事しかできなかった彼女。
(むしろ、人を応援する事さえできなかった?)
これを期に、彼女の中で何かが変わればよいですね。
で、変わるといえば朋也くん。
「ただいま〜」
あれだけ人に対しての挨拶すら恥ずかしがっていた彼が、
普通に ただいま といっています。
早苗さん言葉に、「普段の練習どおり、問題なかったです」と丁寧語。
さらに秋生にも、「本人を目の前にして言わんでくださいっ」って…
秋生にも敬語使ったよっ!!
成長したなあ…朋也。
この2人、そっくりだよな…
やっぱりCLANNADは、こういった「人の成長する過程を描く物語」なのでしょう。
朋也も父親の事が残っていますし、秋生や早苗さん、そして渚もまだまだなにか秘密をもっていそうで、今後の彼らの変化(成長)が楽しみです。
そして後半の欝展開へ。
倉庫で、両親の夢のかけらを見つけてしまった渚。
秋生は、元舞台俳優だったんですね。
という事は、渚は小さい頃に父のお芝居を何度も見ているはずで、彼女が「演劇なんて全然経験がないのに演劇部をやりたがる」のは、これが理由なのかもしれません。
覚えてはいないけど、強烈な印象が心のどこかに残っているのでしょうか。
秋生のちょっと芝居がかった口調や、ハイテンションすぎる性格も(半分以上は地だとは思うけど)演劇経験のせいなのかもしれませんね。
よりにもよって本番の前日に、彼女はそれを知りました。
自分は、大好きな両親の夢を犠牲にさせて生きてきていたのだと。
そして、そんな自分が「自分ためだけの夢」を叶えようとしています。
しかもそれは、自分の力だけでやっているのではありません。
杏や椋、ことみや智代も春原も、別に血がつながっているわけでもない他人が、「私(渚)の夢」のために労力を割いてくれているのです。
今まで自分が他人のために動く事はあっても、自分のために動いてもらうという状況を知らない彼女にとって、それはあまりにも大きすぎるプレッシャーなのでしょう。
こんな私は、他人に協力してもらうような資格があるのでしょうか?
大好きな両親の夢をつぶし、友人の時間をも拘束して自分のために使わす。
だからといって、別に自分はなにかをしている訳でもない(バスケだって応援だけでした)。
みんなが「私のワガママ」の為に動いてくれている…そんな心境になるのも無理からぬ事かも知れません。
しかも。
その夢は、くしくも父親の夢と同じ「演劇」です。
父親から奪ったものを、のうのうと自分がやろうとしている。
これなら、その「夢」が違っていた方がまだマシだったでしょう。
演劇をあきらめざるを得なかった父の目の前で、自分は平然と演劇をやっていたのです。
知らなかったとはいえ、みせつけるかのように。
これは…ショックを受けるな、という方が無理です。
そう考えると、前回で秋生が朋也に対しても自分の夢(演劇)を隠したのは、朋也を思っての事だったのかもしれませんね。
父親と娘の夢が同じだと知れば、朋也も動揺するでしょう。
身近によい指導者がいるのなら、それを渚に教えるべきかどうか悩むかもしれません。
秋生はそれをさせない為に黙っていたのかもしれませんね。
まあ…まだ朋也を信用していなかっただけなのかも知れませんが。
普段でも緊張でガチガチになり、歩いていて電柱にぶつかりそうになる渚。
そんな彼女が、こんな精神状態で演劇が出来るわけがありません。
しかしもう本番当日。
来週の最終回で、どんな風に決着がつくのか、楽しみです。
欝展開だけで終わらんでくれよおお〜〜。
っつか。
今週ラストの秋生の「このやろう…」が、すごい格好よかった。
なんだあれは…鳥肌たったぞ、このやろう。
願わくば。
最後にはこの笑顔を・・・。

コメント
maharia | URL | -
こんばんは!
先日はコメントをありがとうございました。
>父親から奪ったものを、のうのうと自分がやろうとしている。
>これなら、その「夢」が違っていた方がまだマシだったでしょう
それを乗り越えるだけの強さを、今の渚は持っていませんからね・・・
でもアニメ版は仲間が大勢いますから、原作と違った変化を見せるかも知れないし、見せないかも知れないし・・・選択肢は少ないけどどうなるか予想が付きづらいです。
あっちのコメントで書いて下さったように、悲壮感や孤独感があまり無いアニメ版だと、原作と同じにしちゃっていいのかどうか、難しいなぁと思います。
しかしアフターを早くなんとかして欲しいですよね!
それが一番の気がかりです。
( 2008年03月16日 03:21 [編集] )
とりのすけ | URL | -
こんばんは。こちらこそお世話になっております。
これからもよろしくね。
そうですねぇ…。
今の渚は困難を乗り越えるだけの力を持っていないでしょう。
この状況で、原作と最も違うのが「まだ朋也と心を通わせていない」という事。
そういう「よりどころ」がない分、このままあっさり乗り越えられたらちょっと拍子抜けしますよね。
まあ、最終回なのできっと大どんでん返しがあるのだと思いますがっ。
悲壮感、孤独感の話ですが、12月15日の日記にちょっと書き殴っています。
やっぱりCLANNADには強烈な孤独感があってほしいですよね。
アフター、やるんかなぁ…。
伏線っぽいのはいっぱい散りばめてはあったけど。
( 2008年03月17日 20:43 [編集] )
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